経済・政治・国際

2008年7月13日 (日)

BRICs経済

BRICsについての卒業論文を書く予定なので最近読んだ文献の中からすこし理解したことをまとめてみたいと思います。

特に参考文献などオフィシャルな感じでは書きません。
ブログでも参考文献て書かなきゃ盗作というようになってしまうのでしょうか?どうでもよくないんですけどそこらへんのところはひとまずおいといて本題に。

BRICsというのはご存知の通り、Brazil/Russia/India/Chinaの頭文字をとって英語のbricks(レンガ)をもじって作られた造語です。初めてこの言葉と使ったのはアメリカの金融大手のGoldman Sachsです。彼らのレポートの中で初めて投資先、そして新興工業国としてもっとも成長率が高く将来G8に匹敵する、あるいは追い抜く潜在的な経済力をもっている国々ということで登場しました。

大体一般的に言われていることなんですが、その理由として若い労働者の人口が非常に多くこの先もかなりの高水準で推移していくということです。人口ピラミッドという国を年齢別に見ることがグラフなのですが、BIRCsの人口ピラミッドはきれいなピラミッドを描いています。わが国日本はというと少子高齢化なのできれいなピラミッドが描けるわけがありません。非常にいびつな瓢箪みたいな人口ピラミッドです。

つまり市場が拡大するにつれて、当然労働力も必要になります。そこで苦労せずむしろ経済発展の条件の一つである労働者の確保が国内でできるということです。せっかく経済発展が進んでいるのに肝心な労働力がなければ高成長率がキープできません。

もちろん人口が多いということはその市場の規模も大きいということにつながります。BRICsだけで世界の人口の40%を占めています。それらの市場が発展 するとなると非常に規模が大きいということになります。そして経済成長の中で所得が増える人が増えます。その増える数が半端ではないということにも留意す る必要があると思います。中産階級の人たちは日本のそれに比べると4~5倍はいるということになります。

もう一つの理由は大量に眠る天然資源たちです。BRICsは非常に国土も多く、世界の4割を占めているといいます。とうぜん原油、天然ガス、鉱石などの天然資源がそれそれの国とも非常に多く手に入ります。ちょうどいい例としてロシアです。現在の原油高はもうどうしょうもないくらい跳ね上がっています。1バレル140ドルというのは異常なまでの数字といっても良いのではないのでしょうか。そんな中原油高の高騰の恩恵を受けているのがロシアです。かなりウハウハ状態ではないかなと思います。

原油の輸出量が非常に多いロシアでは原油高により多額の利益を得ることができます。原油が取れない先進国が原油高でひーひーいってるのを尻目にロシアには非常に大量の利益が舞い込んできます。

 

それから積極的な外資の導入ということも挙げられるのではないでしょうか。国内企業を守るということで外資流入の制限をしていたのですが、その制 限を緩和し積極的に外資を受けれることで経済発展が促進されます。やはり技術などで勝る先進国がBRICs諸国で活動することで現地へ貢献するということ につながります。今まで知らなかった技術が先進国の介入を通して学ぶことができる。さらなる経済発展に拍車がかかるということになります。

そ して外資といえば投資資金も海外から流れ込んでいます。というのも、先進国の投資家がGoldman Sachsの報告書を見たり、BRICsの魅力に惹かれて多額の投資が行われています。よってBRICs諸国はその資金をてこにして更なる発展へとまい進 していきます。投資資金があるということは非常に企業としても大きいことで、企業自体も設備投資などにお金を使うことができ事業が拡大します。つまり経済 が拡大するということです。

大まかに言うと大体以上のようなことがBRICs諸国に共通している点です。それぞれの国を見ていくとそれぞ れ違う固有要因があるのですが、今回はBRICsというマクロ視点から見ると、ということでまとめてみました。次はそれぞれの国についても書いていきたい と思います。

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2008年6月29日 (日)

持続可能な開発援助

今回は自分のゼミで習っている開発援助ということについて少し触れていきたいと思います。

このゼミを取るまでの自分は無知だったなとつくづく最近思うようになって来ました。前の自分といえば、何も分からずに世界平和だの戦争のない社会だの貧困撲滅だのと様々なことを言っていました。しかし、開発援助を様々な視点(経済、社会、文化人類、心理、地域研究、NGO)からみることにより様々な考え方が出てきました。様々といっても範囲が広いので今回は理想の援助とはということで書いていきたいです。

理想の援助とは?私自身も国連やNGOのような専門家ではないので詳しく正確にとは行きませんが、自分なりのフィルターを通した見解を書いていきます。理想は持続可能な発展だと思います。例えば、困っている人がいる。そこへ助けの手を差し伸べてくれる人が来てお金を上げる。それは援助とは言えるのでしょうか?私はそうとも言い切れないと思います。困っている人がお金をもらう。その人だけは、その瞬間から少しの間そのお金に頼って生きたりすることができます。それは持続可能な開発とは程遠い結果になります。少し極端な例でしたが実際の援助もまんざらそれとかけ離れているようには思いません。

よく言われていることですが、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるの」ということだと思います。魚を与えただけでは、そこの人たちはまたきっと魚 を与えてもらうのを待っている。しかし、そうではなくてつり方を教えることにより援助なしに自分たちの力で魚を取ることができ事実上自立というか、持続可 能な技術が移転されたということになります。

この魚の話で重要になってくるのが援助側と被援助側の姿勢であると思います。まず援助側の姿勢としては、すぐに何かを与えれば良いとかそのように援助を簡 単に考えないことです。どのようにすれば現地の村人たちの生活水準を上げられるのか、そこをしっかりと調べ、理解することが後につながる援助になるという ことです。だから、国民が何も分からずに貧困開発、森林開発やらの募金やらに「おお、これはいいことやってるじゃないか!」といって募金したり単に支持し たりするのはいささか軽率ではないでしょうか。募金をしてるのに、指示をしているのにその援助が実際どのように使われているのかそこまで詳しくは知らな い。そのような表面上の援助は「魚を与えている」にすぎません。

ましてやODA(政府開発援助)を考えて見ましょう。国民の税金から出ているその援助金を支持するにももう少しよく考えたほうがいいと思います。ニュース でODAによって生活水準が改善されたということをやっていたとしましょう。そこはメディアリレラシーの分野になってしまうかもしれませんが物事を複数の 視点から見るということは非常に重要なことだと思います。実際に起こっていることは、そのニュースに出ていること以外にもたくさんあるはずです。よい面だ けを写すのはメディアの得意技ですので。その時点では村人は喜んでいるかもしれない。ではその数年後は?しっかりと村人たち自身でODAによりもたらされ た生活水準の維持と向上をすることができているのか?様々な疑問が浮かび上がって来ます。

そしてNGOもそうです。ODAとは違い草の根で頑張っているNGOの人たちはすごい!実際のところそうでしょうか?すべてのNGO団体が持続可能な援助 を根底においてしているでしょうか?しっかりと援助の知識を持った人たちが、現地の人に押し付けるのではなく、理想的とは行きませんがそれに近い形で努力 しているNGO団体をみなさんはしっていますか?私自身もこれは先日言われたことなのでしっかり考えさせられたのですが、もう国民がNGOを監査する時代 に来ているといいます。ただ、NGO=すごい。というのではいけないというのです。

そして被援助側の姿勢です。村人たちからしてみれば色々な状況が考えられれます。今まで自分たちは自分たちの伝統の中で暮らしていたのにいきなりそとから 援助という名目で、土足で入ってきた。先進国のやつらが助けてくれるだろう。などなど、だからといって途上国の人たちに自立心を持てというのはいささか無 理やりな話です。考えてもみれば分かると思います。もし働いても働いても月に数百円しか稼げず、病院にも行けず、水を汲みに行くのには片道2時間かかる。 車もないし近くの町までは50km以上ある。お金がないので食べ物も1日に1回食べられればいいほう。

そんな中で生活をしていたら援助にも当然頼りたくもなります。働いても働いても生活がよくならないので自発性というのも当然薄れてきます。だから被援助側 の意識が足りないとかっていうのはそう簡単に口に出していえるものではないと思います。だからこそ、その村人としっかりと援助側が向き合い、話し合い、理 解し合い、そこからようやく援助というものがスタートできるのではないかと思います。

長々と持続可能な開発援助ということについて援助側と被援助側の姿勢ということで書いてみました。このほかにもたくさん学んだことがあるので、自分が理解しているかどうかを確かめるためにもどんどん書いていきたいです。

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